1週間前、シネマイーラで「
玄牝」という映画をみた。
映画好きの友人の勧めもあって見にいった。
ドキュメンタリーで意味のある映画だった。
「
玄牝」とは老子のことば。
大河の源流にある谷神は、とめどなく命を生み出しながらもたえることはない。
谷神同様、女性も万物を生み出す源であり、その働きは尽きることがない。
これを老子は”神秘なる母性”と呼ぶ。
岡崎市にある産婦人科の吉村医院の院長は自然なお産に取り組んできた。
その記録をドキュメンタリー映画にしている。
出産にまつわる情報があふれている今、
「妊娠」は喜びと同時に不安ももたらしている。
それがこの映画では、
自然なあるがままのお産の様子がそのまま映像になり、
あかちゃんが生まれるとき、どの母親も
「
きもちいい」「
あいたかった」「
あったかい」「
ありがとう」と声をあげる。
自分のときは・・・?比較的安産だったが、こんな思いはしなかったなあ。
生まれた瞬間に「いとおしい!」なんて思えなかった・・・

あかちゃんと出会えた瞬間に「
あいたかった」って思えたら・・・
ずっとその瞬間を忘れないでいられると思う。
こどもを本当に「
いとおしい」って思えるだろうな!
これから赤ちゃんを産むであろう娘たちにも見せたいなあと思った。
あかちゃんを産むって大変なことだけど、自然なことで、
とってもうれしい瞬間なんだよ
って。
カリスマ的な院長の方針には、ついていけないこともあると思われるけど、
出産をあるがままに受け入れて、
自然な形であかちゃんを産むことができたら・・・いいなあ。
まあ、選ぶのは・・・母親自身だね

でも、これからあかちゃんを産む母親たちが、
あかちゃんと出会えることを楽しみに思って
10ヶ月を過ごしてほしいなあ

とそんなことを感じた映画でした
