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2013/04/14

【団体訪問】寺道DE落語会 の巻

Tweet ThisSend to Facebook | by 藤井
 はじめまして。
 今日から始まった 団体訪問! のコーナー、
 記念すべき第1回は 寺道DE落語会 さんです。

 本日 新居町本果寺で開催された
 『第24回寺道落語会 ”三遊亭兼好”独演会』にお邪魔して
 落語会世話人の皆さんに お話を伺いました。

 まずは 単に落語好きの一人として
 ちょっとワクワクしながら訪れた 本日の独演会の模様からお伝えします。

  ***   ***
 特徴のある幟旗と鐘つき堂を見上げながら本堂前に進むと


 揃いの法被を着た皆さんが迎えてくださいました。


 今回の落語会は、
新居まちネット「あらイ~まちを歩こマップ!」とコラボレーションを企画。
 浜名湖競艇にちなんで開発された 地元のアイデアお菓子『三連単だんご』
 

 ・・・ズバリ当たれば3000円分の商品券!惜しい!!
 私が買ったこの団子、ドキドキしながら開けたけど、赤はどう見ても赤、緑じゃない~。

 導かれて入ると 既に本堂には多くのお客さんが・・。
 向かって右手の 三色の幕(定式幕)と、


 お寺では必ず目にする 金色の天井飾り(天蓋)、
 その下にしつらえられた 高座・・・・
 正に今 ”寺で落語”が、始まるんですねぇ。


 さて、本日の演者は ”つれづれなる落語家 三遊亭兼好”師匠
 身近なネタから始まって 師匠の豊かな表情と話術に ぐいぐい引き込まれていきます。
 3月発行の”湖らぼ”で紹介されたとおり
 隅々まで声が響き、出演者との距離がとても近いのが 
 寺道落語の最大の魅力。
 会場内の他のお客さんとともに おおいに笑わせていただきました。
 休憩(仲入り)を挟んで 全3席の噺 が終了したのは
   開演から約2時間後でした。

  
  最後は お楽しみ抽選会で ラッキーな人は 兼好師匠の色紙をGet!

   
       ***   ***   ***

 寺道DE落語会は、およそ10年前
 新居町  岡本幸典さんの
 地方に住む人にも 一流の落語を聞かせたい、という思いから始まりました。
 岡本さんが、岡本家の菩提寺である本果寺さんに相談したところ
 既に、数十回の演芸会開催の実績があった本果寺さんの快諾を得て
 平成15年11月15日 第1回寺道落語会 開催の運びとなりました。
 
 平成20年に、岡本幸典さんが亡くなられた後も
 その遺志を妹さんや、お仲間達が引き継いで
 毎年 寺道落語会を開いてきました。
 現在の世話人は、8名。
 年に3回(4月、9月、11月)開かれる落語会の計画は
 年の初めの飲み会で 話し合われるのだとか。
 本日の独演会でも、
 司会進行はもちろん、駐車場誘導から案内、受付、会場の片付けなど
 揃いのエンジ色の法被をまとい、皆さんがにこやかに迎えてくださいました。


   


 岡本幸典さんを中心に 楽しみながら活動を続けてきた仲間だからこそ
 お客さんがワクワクするような 楽しい落語会のアイデアが
 湧いてくるんでしょうねぇ。

 
 本果寺の ご住職にもお話を伺いました。


  お忙しいのに お話を聞かせてくださって、
  また、とても素敵な落語会を開いてくださって 
  皆様 どうもありがとうございました。
  ***   ***   ***

 落語は好きだけれども ほとんどTVでしか見ていなかった自分です。
 今回 初めてこの寺道落語会 に参加するにあたり
 実際に行くまでは
 前売り券で2500円、夫婦で行けば5000円の木戸銭は
 正直 ちょっと自分には痛いなぁと思わなくも無かったのですが、
 どうしてどうして、
 本堂に響く質の高い話芸と、
 師匠の表情まで間近で見られる臨場感には、
 木戸銭以上の聴きごたえがありました。
 それに加えて 寺道DE落語会の世話人さんたちの気遣いも随所に感じられて
 お得感満載で 本果寺を後にしました。

 9月の寺道落語会、今からもう楽しみです。
 11月には 本果寺本堂裏手の水車のある庭園も 
 色を変え美しく変身しているかもしれません。
    
 
 本堂の前庭には 『舌耕』の文字を刻んだ石碑もありました。
 落語会にプラスアルファの魅力、
 皆さんも是非 本果寺で見つけてみてくださいネ。

 【訪問日:2013年4月14日】
22:08