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2013/12/18

湖西市女性消防隊

Tweet ThisSend to Facebook | by 藤井

こんにちは♪

今回は 
10月に横浜市で行われた全国女性消防操法大会で、
見事に準優勝された湖西市消防団女性分団 を
ご紹介します。


この日 鷲津中学校グラウンドでの出初式の訓練終了後にお邪魔して
井川まゆみ分団長はじめ
女性分団の方々にお話を聞きました。

***  ***
平成20年10月、合併前の湖西市で発足しました。
最初は数人でしたが、その後応募もあり
合併後新居町からも加わって
湖西市消防団女性分団の名称も新たに、
現在は市内全域に 26名の団員がいます。

女性消防団の当初の目的は
救命講習を地域に広めることだったそうですが、現在では
災害時の後方支援や、
火災発生時の初期消火に対応するため
月2回の月例訓練で消火栓やホースの取り扱い訓練も実施しています。
また地域の救命講習のために
通算24時間もの研修を受けて
26名の団員全員が応急手当指導員の資格をとりました。

話を聞かせてくださった団員の皆さんです。
  
【消防団に応募したきっかけや思いは何ですか?】
・婦人会は解散したが、女性だからできる地域のお手伝いがあった。
・新居町合併後に、新居町消防の分団長に誘われて。
・知り合いに誘われ、地域の役に立てると考えた。
・高校生の自転車事故に遭遇した時、救急車を呼んで待つ以外に
 手助けできなかった。自分も何かできるようになりたいと思った。

【消防団員としてのやりがいや楽しいこと、苦労は何ですか?】
・幅広い年代・地域の仲間ができたこと、また、その中で
 色々な話題で盛り上がることが楽しい。
・部活動のような感じで楽しい。
・訓練や講習で身に着けたことが 自分のためになる。
・月例訓練ほかに参加する時間は、家庭を持っている人でなくても大変なこと。
・応急手当指導員の講習が長時間で苦労した。

***  ***
 
 
訓練の成果を競う全国女性消防操法大会、
「軽可搬ポンプ操法」部門では
湖西市消防団女性分団代表が
見事 準優勝の栄誉に輝きました。
これに出場するために 
1年前から規律訓練を開始し
4月以降は50回にも及ぶポンプ操法の訓練を重ねたのだそうです。
大会では 一連の操法のスピードだけでなく、
規律正しい動きも高く評価されたのだとか。
出場隊員の6名ばかりでなく
女性分団全員の日頃の訓練と思いが結集して
「勝ち取った」栄冠でしょうね。


 = = = = = =
 
 
 新春恒例 出初式のお知らせ
 平成26年1月5日(日)鷲津中学校
 午前9時より体育館で表彰式が催行された後
 同校グラウンドにて 消防団の日頃の訓練成果である
 
 ラッパ、分列行進、ポンプ操法などが披露されます。
 規律正しく動く消防団の勇姿を  是非ご覧ください。
 
 
 

***  ***
男性の消防団員が全国的に減少しているのに対して
女性消防隊は毎年増加し、今や全国で2万人以上だそうです。
女性だからできること、女性でなければ気づけないことも
たくさんあると思います。
一方で、
家事を担う女性が訓練を続けるのは 男性隊員には無いご苦労も多いでしょう。
それでも、
『入ったからには 忙しい中でもやりくりして続けます。
家族の理解がないとできません。
全国大会準優勝は家族の理解を深めました。』
と、井川分団長が 胸を張って答えてくださいました。
皆さんその思いで 続けておられるのでしょうね。

 
 
平日日中の手薄になりがちな時間帯でも、
湖西市全域に分散し、私たちの身近なところに
救命や初期消火に精通する消防団員が居てくれることは
私たち湖西市民にとって とても心強いことだと
改めて 感じました。

「湖西市女性消防隊」と検索したら
YouTubeで、全国大会の模様を見ることができました。
ポンプやホースを扱う機敏な様子、
指揮者の号令に従い細部まで張りつめた行動がとても美しくて、
素人の私でも 見とれてしまいました。
出初式では 
他の隊員の操法も見られるでしょうか。
今まで (申し訳ありませんが)無縁と思えていた出初式が
俄然 楽しみになってきました。

湖西市消防団女性分団の皆さん
訓練後のお疲れのところ
どうもありがとうございました。
【訪問日:2013年12月17日】














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